【読書レビューVol.5】世界で一番やさしい会議の教科書 榊巻亮(著)日経BP(刊)
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こんにちは。なるうおです!

会議、好きですか?

僕はどちらかと言えば、嫌いです。理由は、「時間が長くて、でも決まらなくて、そして進まない」ことが多いから。

もちろん、全部の会議がそんなんじゃないです。でも、そういう会議が多いのも事実。

だから、

会議を意味のあるものとし、同時に時間短縮に向けて効率化すること

が、重要になりますし、これは、どこの会社でも、課題の一つになっていることと思います。

なるべく時間対効果(コストパフォーマンス)の良い会議のやり方を得たい。

効率的な会議をするにはどうしたらいいんだろうか?

そんな問いをもちながら、本書を手に取りました。

それでは、さっそく見ていきましょう!

『世界で一番やさしい会議の教科書』をおススメできる人

この本は、以下のような方におススメできる本です。

・会議のやり方に疑問を感じている人
・会議を効率化して、毎回有効な結論を得られるものにしたい人
・会議のファシリテーターをやることが多い人

自分のことか?とピンときたら、とりあえず読んでみてください!

今日の一冊

【書籍タイトル】 世界で一番やさしい会議の教科書
【著者/出版社】 榊巻亮/日経BP
【ページ数】   304ページ
【発刊】     2015年12月11日 初版

本の目次

第1章:初めてのダメ会議

第2章:確認するファシリテーションを始める

第3章:書くファシリテーションを始める

第4章:隠れないファシリテーションを始める

第5章:Prepするファシリテーションを始める

エピローグ:2つの転機

赤ペンチェック

僕が読んでいて印象深かったところをピックアップしながら、思ったことを書いていきます

 

Prep

この本で1つだけピックアップすれば、このキーワード以外にはないでしょう。本書で提案している会議の進め方。それが、「Prep」です。

本書でいう「Prep」とは、

  • Purpose(目的)
  • Processs(進め方)
  • People(参加者)
  • Property(装備)

この4つを明確にして会議に臨むことが、会議を効率的にすすめるためのコツです。

Prepのフレームワークがこちら。(本書から抜粋)

このフレームワークの詳しい使い方については、ぜひ、本書を手に取って読んでみてください。

なかなか使えるフレームワークじゃないかなと思います。自分も、これからこのフレームを意識して会議の進行をしていこうと思っています。

この本の中で一番大事なことが、このキーワードです

最後に:『世界で一番やさしい会議の教科書』を読んでみて

この本はこんな方におススメできる本です!

・会議のやり方に疑問を感じている人
・会議を効率化して、毎回有効な結論を得られるものにしたい人
・会議のファシリテーターをやることが多い人

「背景/目的/時間/結論/アクションアイテム」の5点セットを明確化

これが、この本で得た、会議を意義あるものにするための、僕なりの結論です。

会議は会社によってそのやり方は異なるでしょう。

ただ、「グダグダ会議」は少なからずどの会社にも存在するのではないでしょうか。

  • あれ?何が決まったんだっけ?
  • 俺は結局何やるんだっけかな?
  • 俺、この会議に出る必要あった?
  • そもそも会議やる必要あった?
  • mailでよくない?

など。

日本は村社会。村内、自治会、町内会など、皆で決める合議制を昔から採ってきました。

村八分を恐れます。だから、「一応参加しとくか」という心理が働くのかもしれません。

しかし、会社員が生涯に会議へ費やす時間はおよそ3万時間。すべてとは言いませんが、その中には「一応参加」の会議も入っており、それのために失う時間は大きなものです。

1日8時間働くとして3万時間というと、約10年間の労働時間に相当します。

10年もの間、日本の会社員は朝から晩まで、休む日もなく、ずーーーっと会議してるってことです。

恐ろしいですよね・・・

 

この本の主人公は、入社2年目の鈴川葵という普通の女子社員。そんな彼女が、自部門での会議の進め方ややり方に、「どうしてこんなに非効率でグダグタなんだろうか」と疑問を持つことから始まります。

そして、部員を巻き込みながらも、小さな改善から積み重ねていき、大きな成果を出していく物語です。

どこの会社にもあるような設定になっており、非常に入りやすい本です。

どうしたら会議が変わり、改善していくのか。ぜひ、この本で体験してみてください。

今の会議のやり方に疑問を持っている方全員に参考となる一冊だと思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました

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